学会発表するチャンスが到来したソノ時に、手間取るのがスライド作成。スライドの良し悪しが、発表の成否を決めてしまうことすらあります。そこで、パワーポイントを使ったカッコいいスライドの作り方を作例をベースに分かりやすく紹介します。

 学会や研究会での発表用スライドは、臨床データや実験データなど数値のオンパレード。せっかく有意差のあるデータを導き出しても、発表時のスライドでその有意差をアピールできなければ、せっかくの苦労も水の泡に…。
 そこで今回は、数値を分かりやすくビジュアル化するグラフ作成のポイントを紹介します。さまざまなグラフの中から目的に合ったグラフを選び出し、ちょっと表現を工夫するだけで発表や講演が盛り上がること請け合いです。

→棒グラフ作成編
→折れ線グラフ作成編
→円グラフ作成編
→イラストを添えたグラフ作成編



メニューバーの[挿入]→[グラフ]を選択すると、スライド内にグラフが表示されます。まずは、グラフ下の表に必要なデータを入力しましょう 次にグラフの種類を選択します。Windows版であれば、グラフエリアにカーソルを置き、右クリックして[グラフの種類]でさまざまなグラフを選択できます 次に[グラフエリアの書式設定]や[グラフオプション]、[データ系列の書式設定]で、X・Y軸の目盛やグラフエリアの背景色、棒のカラーなどを設定します

このグラフは同じグラフを2つ作成し、並べた後にグラフ下へ表を挿入したものです。表の挿入はメニューバーの[挿入]→[表]の順に選択します グラフの背景に四角形を引き、背景カラーとして使用したり、グラフに必要な解説はグラフの上にテキストとして乗せると、よりグラフが見やすくなります 全体のバランスを整えてできあがり! スライドは発表用として分かりやすく見せることを心がけ、学術的な詳細データの裏付けは手元資料として持参しましょう


棒グラフと同じ手順で折れ線グラフを作成します。Y軸の最小値をデータ中の最小値に設定すると、折れ線間の差が出るので、よりインパクトのあるグラフができます 折れ線を強調したい場合は、メニューバーの[表示]→[ツールバー]→[図形描画]→[オートシェイプ]の中から、線ツールを選び、グラフをなぞるように線を手描きする方法もあります とくに広い会場でスライドを使って発表する場合は、後方座席の人にも見えるように、大切なデータを表現するグラフは目立ちやすいデザインにすることを心がけましょう


棒グラフと同じ手順で円グラフを作成します。2Dと3Dの円グラフがあり、見やすさを重視するなら2Dを、インパクトを重視するなら3Dをお薦めします 各パーツを分解し、強調したい部分を目立つ色に配色しましょう。また、色が持つ特性を利用して、赤は危険域、黄色は注意域や予備軍領域、青は正常といった配色が効果的です タイトルや背景パターンを加えて完成です。領域別の値(%)などは、グラフを配置した後にテキストで上乗せすると、より見やすくなります


まずは棒グラフを作成し、棒領域を[データ系列の書式設定]でグラデーション化した後棒を分けて配置できるように、右クリック→[グループ化]→[グループ解除]を選びます 次にイラスト素材集から地図イラストを探し、スライドの背面に配置します。ネットからダウンロードできる「満タンWEB」には、常時10万点の写真とイラストが揃っています 最初に作成した棒グラフを地図の位置に合わせてレイアウトします。数値や地名などはテキストを上乗せしましょう。これだけグラフを活用できれば、すでに上級者の仲間入りです

 
 パワーポイントのグラフ機能はバージョンアップを重ねるたびに進化を遂げていますが、それでも「線の太さが一定以上に調整できない」「複合グラフの融通が利かない」など、機能の限界を感じた経験はありませんか? そんな時はいさぎよくグラフ機能をあきらめて、[図形描画]機能を使ってグラフを手描きすることをお薦めします。もちろん、数値とバーの長さが正確であることを求められる発表スライドなので、グラフを下絵にして、その上から[図形描画]の機能でなぞり描きをすればOK! 手軽にキレイでインパクトのあるグラフが実現します。
[図形描画]機能を使えば、こんな折れ線も思いのままに描けます

見やすく伝えるレイアウト編
 
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