2008年03月11日
外科医の美学
弥生三月、春めくこの頃、お変わりございませんか。
我が社では4月に新入社員を5名迎える準備が始まっています。
先生方の医局でも、4月からの研修医受入態勢は万全ですか?
また、研修医を卒業される先生方、
新しいステージで活躍されるご準備はお済みですか?
この時期になると、ご自分が医学生だった頃、
あるいは研修医であった頃、
どの診療科を専門に選べかいいかと
悩んだことを思い出される方も少なくないのでは。
私は初めてお会いする先生に、
必ずと言っていいほどお聞きする質問があります。
先生はなぜ今の診療科を選ばれたのですか?
このお答えが千差万別、個性があって興味深いものが多いのです。
なかでも外科領域を選ばれた先生からは、
こんなユニークなご意見が飛び出すことも。
「ブラックジャックを読んで、外科医はこうあるべきと感じた」
「学生時代の人気ドラマ『振り向けば奴がいる』の織田裕二がカッコ良くて」
「マンガ『メスよ、輝け』の外科医、当麻鉄彦がカッコよかった」
総じてお聞きすることが多いのが、
「カッコよさそう」
「やりがいがありそう」
実は先日、このような憧れの外科医の鏡?
のような先生にお会いしました。

大阪医科大学消化器外科の谷川教授です。
詳しくは近々のドクタースタイルTVで放映しますが、
谷川先生は「外科医の美学」とも言えるオーラがひしひしと伝わってくる方でした。
また、若手外科医を育てる熱意、
ご自分が身に付けられた技術を次の世代へ継承する、
そんな高い志で満ち溢れておられました。
「これから専門分野を選ぶ医学生、若い医師には、
ぜひ外科医を目指してほしい。
自らの技術で患者を治して、
その患者が元気になった姿を見られるのは、
外科医のやりがいであり、醍醐味です」
そんな若手医師へのメッセージを、
近々、ドクタースタイルTVで放映する予定です。
どうぞご期待ください。

外科医道という道があるとしたら、その真ん中をまっすぐに歩いておられるのが谷川先生だと感じました。
いつまでのその情熱をなくさず、若手をビシビシ鍛える存在であって下さることを願っております。
谷川先生から素敵な本をお薦めいただきました。

「そうか、もう君はいないのか」 城山三郎著
谷川先生曰く「日本人男性が妻を思う気持ちは、欧米人よりも深い気がする。ただ、それを表現するのが下手なだけ」とか。
先生方はご自分の大切な方に思いを伝えておられますか? もうすぐホワイトデーです。そんな思いを伝える絶好のチャンスですね。
Posted by fukuyama at 18:39
2008年02月15日
こんな住民のいる地域で働きたい!
2月15日は「科学の父」と呼ばれるガリレオ・ガリレイの生誕日。
天文学や物理学の分野でガリレオが残した功績は大きく、
有名なのは地動説を唱え続けたこの台詞、
「それでも地球は回っている」
自分が信じた道を歩み続ける信念の強さは、
現代の私達にも大切な何かを投げかけているように思えます。
今日はガリレオのような強い信念で地域医療を支え続ける
NPO法人をご紹介したいと思います。
つい先日、千葉県東金市で心肺停止状態の救急患者受入不能で
死亡に至ったというニュースが報道されました。
受け入れ拒否14回、男性死亡 千葉・東金
この報道に対して、東金地区の地域医療を考える地域住民達が結成した
「NPO法人地域医療を育てる会」が
地域の医療機関を入念に取材して
その裏側で勤務医がどのような状況であったかを広報しています。
地域医療を育てる会
「CLOVER(クローバー)」 第31号
発行:NPO法人地域医療を育てる会
→ 伊関友伸先生のブログでも詳しく紹介されています。
朝日新聞千葉版の東金
「受け入れ拒否14回」報道に
地元NPOが事実を分析した問題提起の機関紙を臨時発行
・
受け入れ拒否?そのとき、現場は・・・
・心肺停止の患者にかかる医療スタッフ
・とにかく「診てくれるだけでいい」?
・不満を言うのは簡単だけど
・私たちがすぐにできることは・・・
・平成19年8月23日(木)午後5時前後の当直医の勤務状況について
全国の地域で悩みながら働いておられる先生方なら、
このような住民のいる地域で働きたいと思われるのでは。
医師不足が叫ばれるなかで地域医療を守るためには、
地域で働いておられる先生方の志だけではなく、
その地域で医療を受ける住民にも強い信念が必要だと言えます。
「それでも地域医療を守り続ける」
そんな現代のガリレオのような住民がいる地域、
それが働く先生方にとって安住の地だと言えるのではないでしょうか。

近頃のドクタースタイルTVお薦めコンテンツは「求人ニュース」。
面接で好印象を与えるためのポイントを紹介した再現ドラマが好評です。ぜひご覧ください!

もう一つのお薦めは、長野県松本市にある
「相澤病院」の医師求人Movie。医療の原点は相澤病院にある、
と言いきれるほど救急医療に対する熱い思いが込められたメッセージは、医師を志した先生方の原点と重なるのでは。
Posted by fukuyama at 12:50
2008年02月13日
勤務医の激務が軽減?
明日は一年に一度のバレンタイン・デー!
欧米と日本では形式が異なるものの、
世界共通の「恋人達の日」と言えるでしょう。
「忙しすぎるから、
バレンタイン・デー? そんなの関係ねぇ?!」
と悲しく呟く先生に朗報です。
平成20年度診療報酬改定で、勤務医の待遇改善が実現するようです。
つい先日、このような報道がありました。
労働条件の見直しなど勤務医の待遇改善に取り組んでいる
中核病院に入院した場合、
1日1200円(同360円)の入院料が加算される。
勤務医の事務を補佐する医療秘書を配置した病院に入院すると、
1050円-3550円(同315-1065円)が上乗せとなる
つまり、勤務医が働きやすい病院であるほど、
診療報酬が多くなるという仕組みに近づく模様。
この詳細が分かり次第、情報をお伝えしていきます。
これで来年のバレンタイン・デーは
大切な人とのデートが実現するかもしれませんね。
2月14日が先生方にとって素敵な日になりますように。

我が社の稲葉のデスクには、バレンタイン・デー前日にしてすでにチョコが…。
さすがですね!
Posted by fukuyama at 18:31
2008年01月28日
医学論文が激減!?
そろそろ新年会のお誘いもなくなってきたこの頃、
1月最後の一週間の始まりです。
週の始まりにふさわしい爽やかな医療系ニュースを…
と探したところ、爽やかではないけれど、
先生方に問題提起させていただきたいニュースを発見!
さっそく紹介させてください。
医学論文:急減 処分恐れ医師ら萎縮?
【毎日新聞2008年1月27日】
療の副作用や合併症に関する医学論文の数が昨年後半から急激に減少したことが、
東京大医科学研究所の上昌広客員准教授らのグループの調査で分かった…続きを読む
この背景には、厚生労働省が創設を予定している
「医療事故調査委員会」の存在があるようです。
今後は調査委員会への事故届出を義務付け、
その届け出をもとに行政処分や刑事責任の追及も考えられるため、
副作用や合併症を何らかの事故と受け取られないよう、
多くの医師が副作用や合併症の論文による報告を
さし控える傾向が出てきた模様。
これでは画期的な抗がん剤等が上市しても、
その副作用報告が論文として情報共有されなければ、
永遠に安全な投薬コントロールが困難になったり、
はたまた起こってしまった合併症報告をもとに、
合併症を起こさないための対策が共有されなくなってしまいますね。
私見ではありますが、
医療事故は当事者間で紛争化するのではなく、
第三者が代わって解決することには賛成です。
それによって、医療側と患者側双方の労力が減り、
精神的な磨耗も少なくなるのではないでしょうか。
すでに欧州では医療事故による被害者を救済するために、
国が運営する第三者機関が事故調査を行い、
被害者への保障内容を判断しているようです。
しかし「医療事故調査委員会」のスタンスが、
医療現場に即した公平な判断なのかどうか、
不可抗力の医療事故でも罪に問われるのか、
といった点が不明瞭であるため、
反対意見も多いとお聞きします。
この点がクリアにならないかぎり、
医療側から賛成の声が聞かれないのでは。
頑張っている先生方のモチベーションを
下げるようなシステムにならないことを祈りたいものです。
と、週の始まりにふさわしい爽やかなニュースではないものの、
春の学会に向けて発表準備で忙しくなるこの時期、
スライド作りに疲れたら、
ドクタースタイルTVの動画コンテンツで和まれてはいかがでしょうか。
先生方の質の高い論文を拝読できますことを、
ドクタースタイルのエージェント一同、
楽しみにしております。

今週のドクタースタイルTVお薦めコンテンツは、病院経営虎の巻
「第3回 勤務医のための確定申告」です。2月から始まる確定申告に向けて、
先生方の準備はお済みですか? まだの方はぜひドクタースタイルTVで勤務医の節税ノウハウを学んでみては?
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■□■こんな事態に胸が痛みます■□■
つい最近も埼玉県の医療機関で
「見落とし」を理由に、内科医が書類送検されるという事件がありました。
この症例では 「見落とし」がなくても救命できたのでしょうか。
そもそも誰が診察すれば「見落とさなかった」
のでしょうか。
業務上過失致死に問われ、警視庁捜査一課で取り調べを受けた40代の先生は、
これからの医師生活で何をモチベーションに頑張れるのでしょうか。
医療に
「必ず救命できる」ということはありえるのでしょうか。
対人口あたりの医師数が少ない埼玉県で、
ますます医師不足が加速していくのではないでしょうか。
Posted by fukuyama at 17:05
2008年01月23日
ちょうど一年前に夕張で…
今日の東京はぼた雪の舞う一日です。
一年間に数日しか雪の降らない東京では、
たったこれだけの雪でも電車等の交通機関が麻痺。
そして、とにかく寒い! 寒い!
北国の先生方からは「根性ナシ」と呼ばれそうですが、
外気温3度という条件は、外出したくなくなる正当な理由ではと…。
そして、今日は私にとって記念すべき一周年!
何の記念日かといえば、
ちょうど一年前の今日は、私が初めて夕張を訪れた日なのです。
今でこそ気温3度で寒がっていますが、
一年前の夕張は氷点下10度を下回る天候で、
千歳空港からスキーバスで夕張入りし、
バスから夕張の地に降り立った瞬間、
「吐く息が凍る、いや声も凍る」寒さを実感しました。
夕張入りしてからは、村上先生とのお打ち合わや
城西大学の伊関先生やコンサルタントの高橋さんをお招きした、
村上先生との三者対談の撮影など、慌しく過ぎた夕張での日々。
そして、そのときに名づけられた医師招聘プロジェクト名が、
「ゴー!
ゴー! 夕張プロジェクト」でした。

※このネーミングの由来は伊関先生が詳しく紹介されています。
夕張市立総合病院を引き継いだ「夕張希望の杜」
の毎日
その後、2月14日に公開した医師招聘Movieには、
数多くの先生方から反響をいただきました。
あれからようやく一年、
夕張医療センターは夕張市民の命を守る
欠けがえのない存在へと成長していきました。
そして、私達フェーズワンは夕張を皮切りに、
岩手県、
沖縄県、
宮崎県、
佐賀県、
福島県、
宮城県、
秋田県など
医師不足が深刻化する
「日本の地方」と呼ばれるエリアへの医師招聘をお手伝いしてきました。
その土地土地で地域医療を守る志を持った素晴らしい先生方に出会い、
またその志に感銘を受けた優秀な先生方に触れ、
私達がドクタースタイルというサービスで叶えたかった思いに、
一歩近づけた気がしています。
“日本の医療を元気にしたい”
私達フェーズワンは、これからも「ゴー!
ゴー! 夕張プロジェクト」のような
社会貢献性の高い事業にも積極的に取り組んでいきます。
どうぞ今後もご支援下さいますよう、お願いいたします。
今日から始まりました、フェーズワン2009年度新卒採用! 今年は医療や社会貢献、
新しいビジネスに興味のある学生を対象に、弊社会長の稲葉がビジネスコンサルタントとして参加するユニークなインターンシップを実施中! 私達も医療機関の皆さま同様に優秀な人材採用には労力を惜しみません。
インターンシップ参加の応募はこちらからどうぞ!

写真は稲葉がコンサルテーションする学生の1グループ。奇抜なアイデアだらけで、思わず稲葉が「うーん」とうならされる一面も。準備してくれた人事の池田さん、当日ナビゲーターの宮澤さん、ヘルプの坂田さん、
堀さん、本当にオツカレさまでした
Posted by fukuyama at 14:34



