●待ったなしの地域のニーズ。島原半島の「Heart」を救え
島原地域でも急速に高齢化が進んでいる。ほとんどの患者が、高血圧・虚血性心疾患・狭心症・心筋梗塞・動脈硬化など何らかの循環器疾患を抱えているといっても過言ではない。公立新小浜病院に常勤の循環器内科医がいた当時、年間心臓カテーテル検査200件以上、PCAIも60件を行っていた。現在、病院付近の住民は、検査や大掛かりな治療の際は、遠方の島原や諫早地区まで出向くことを余儀なくされている。一刻を争う救急搬送の場合、事態は非常に深刻であり、この地に循環器の復活を願う住民の声は高まるばかりであり、この病院で本格的な循環器医療が再開されることは住民の切なる願いだ。かつて雲仙の循環器医療を一手に担っていた公立新小浜病院。大学病院に負けないほど設備は充実している。心エコー・心カテ・16列のCTはもちろん、検査を支える放射線医師やME、看護基準も7:1と大変充実している。また、新たに循環器科の歴史を作っていくという意味で、自由に、思うような診療スタイルを実現することができる。赴任後すぐに稼動できる設備と体制を揃え、先生を迎える準備は整った。
●後方病院である宮崎病院との強力タッグ
指定事業管理者となっている宮崎病院(諫早市)は脳神経外科の専門病院として知られている。脳も循環器も病因は「血管病変」。宮崎病院でも心臓カテーテルができる設備が十分に整っており、随時応援医師を送ったり、緊急性の高い患者については移送するなど、日常的に連携が行われている。後方病院として、若手医師の研修の場として、技術を高めあう仲間として、設備・技術・人のバックアップが約束されている。お互いの「最大の努力で最大の医療を提供したい」という思いの相乗効果で、互いが互いを高め合い、切磋琢磨する土壌がある。